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サルゥー! アンド トラウマシネマ

ゆうべはお友達とごはんを食べに行き、たのしい夜を過ごしました。お友達はすごくストイックでかっこいい彼(こうがみさん)にぞっこんで、彼女のせつなる想いをつまみにお酒をのみ、ブロマンスさいこう!と(ひかえめに)叫び、スマートでクレバーでセクシーだけどお茶目な佐倉さんの魅力をせつせつと語り、テキーラで乾杯し、映画の話になりました。

こころに深く突き刺さる、トラウマシネマについて。
『モンスター』は観たあとの一週間たっぷり立ち直れなかった。生々しく、かなしすぎて寂しすぎて痛すぎた。別の世界のかなしい出来事、ではすまされない感じのこわさ。でもすばらしい映画だと思うし、観ないまま一生を終えるわけにはいかない映画だとも思う。
『ダンサーインザダーク』も長く引きずった映画だった。こころのきれいなひとが、しあわせになれないことがあるという事実を映像で証明されると、どうしようもない気持ちになる。
比較的あたらしい作品ですが『私を離さないで』でも大いに衝撃を受けた(映画もよかったけど、原作の小説もとてもよかった)
だれかが希望を手に入れるまったく同じ瞬間に、だれかが絶望を受け入れなければいけないのかもしれない。善悪が定まっていて、悪は滅び、善が勝利する、というのはフィクションの中だけで、善悪という概念すら疑わしいのかもしれない。

ちいさいころに観た松本清張作品もこわかった。おとなになって観てもあいかわらずこわい。こわがらせているものの正体を自分の中にも見つけてしまうから、たぶんおとなになってからのほうが、こわいものは増えるんじゃないかな。おばけやゆうれい、こどものころは、得体の知れないものがこわかった。おとなになってしまうと、知りすぎることが恐怖を生む。でも何も知らないでいるよりはいいと思ったりもして、夜な夜なテレビモニタのまえですくみあがることになる。
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